ここから先は、筒型スピーカーに必要な部材を
既に選んで頂いた方に役立つ情報となります。
復習になってしまいますが、コンポーネントとしては
・PC+DAC+アンプ
が必要であることは既に述べました。
PCとDACアンプは、一般にUSBで繋ぐだけです。
では、アンプに何をどう繋げば機能するのか
そもそも、筒型スピーカーは何をすれば音が出るのか
それが今回の主題です。
まず必要なものリストを以下に挙げます
・スピーカーユニット
・筒(スピーカー径とぴったり合うもの)
・スピーカーケーブル
※ファストン端子、バナナプラグ等
はんだ付けは出来なくても何とかなります。
ケーブルはマストです。
具体的には、電源ケーブルをm単位で買うのが安く上がります。
シールド線ではなく、赤黒や青白の平行2芯のものです。
断面積は1mm2(1スケ)程度で十分です。
ホームセンターにも売ってると思います。
・筒長 + スピーカーとampの距離 + ampと床の距離 + α
の長さをメジャーで測ります。どうせm単位でしか買えないので
+αの長さは、充分に賄えるはずです。
ファストン端子とは、スピーカーユニットをケーブルに繋ぐ端子のことです。
これはユニットを買うお店で一緒に買うのが良いと思います。
ファストン端子は圧着かはんだ付けになります。
はんだ付けのスキルが無ければ、圧着タイプにすれば大丈夫です。
最悪、線を端子に絡めるだけでも普通に音は出ます。
ブラインドでは判別できないと思います。
バナナプラグとは、アンプとケーブルを繋ぐ端子のことです。
あれば便利ですが、ファストン端子以上に無くてもなんとかなります。
というのも、アンプについているバナナプラグのメス側は
大抵はねじが切ってあり、銅線をしっかりと挟み込めるのです。
文章で書くと長ったるいですが、実際やってみると簡単です。
手順としては
①ケーブルにファストン端子及びバナナプラグをつける
②筒にケーブルを通す
③筒を置きたい場所に設置し、ユニットを装着する
④アンプにバナナプラグを差す
⑤音を出して、気になる点を修正する
これで完成です。簡単です。
ケーブルの被覆は、カッターで剥きます。
親指でゆっくりと押し当て、表、裏、奥、手前と
分割して4辺を切れば、簡単に剥けます。
⑤についてはかなり適当な表現になってしまいました。
前述の通り、筒(管)は共鳴する周波数(音の高さ)があり
筒の中に栓を入れて区切ったり、吸音材を入れたり
調整する必要があります。
もっとも『自作』らしい点であり、また
一概に正解が無い、困った点でもあります。
スピーカーの共鳴は、その筐体だけでなく
部屋とも共鳴してしまいます。
壁からの距離で、音が反射したりもします。
つまり、どんなに優秀なスピーカーでも
部屋と整合させなければ、性能を発揮できません。
サイト・スペシフィックなのです。
筒型スピーカーの場合、ユニットが上向きなので
通常のスピーカーよりは影響は小さく感じますが
それでも『使いこなし』を考えることは必要です。
お金はかかりませんし、そんなに手間でもありません。
楽しんで行きましょう。
また、筒型スピーカーの欠点になってしまいますが
ユニットに重さが集中しているので、非常に倒れやすいです。
有名な対策は、錘を下部に仕込むことです。
内径に準じた鉄球、鉄アレイ、コンクリートキューブ等
選択肢はあるかと思います。
私は単純に、筒の下側に小さな脚をつけました。
さらに保険として、家電やCDラックにもたれさせています。
少し前傾にすると、高音がより鮮明に聴こえる気がします。
やり過ぎると倒れるのでご注意下さい。
正直、倒れなければ何だって良いと思います。
プリングルスで作った時もコテコテと倒れたので
後日、紙筒に切り込みを入れて足を作りました。
この辺りの作業は面白さもあるのですが
あまりに凝り過ぎると、木工の二の舞です。
凝るなら内部構造や吸音材にリソースを割き
ひいては好きな音楽を聴く事にリソースを割くべきです。
スピーカー製作は非常に楽しいですが、飽くまで手段です。
手段の目的化も否定はしませんが、筒型スピーカーは妥協も多く
究極を求める手段では無いようにも思えます。
手抜きの手法として丁度いい、私はそう考えています。
尚、ボイド管より更に簡単な、じゅうたんスピーカーという物も
世間には存在します。熱心に販売されている方がいらっしゃるので
本ページでは遠慮して、深く考察はしません。
個人的には、ボイド管よりも特殊な音に感じました。
マストではありませんが、壁紙等を用意して
両面テープで筒の外側を巻いてあげると、より良いです。
インテリアとして見栄えが良くなりますし、塗装よりも簡単です。
副次効果として、吸音効果も期待できるかもしれません。
もう10年近く使用していますが、案外と劣化しません。
もし汚れてしまっても、交換も大した手間ではありません。
ここまで読んで頂いて、実際に手を動かしてみると
案ずるより産むが易しと感じて頂けるのではないでしょうか。
そして、自作最大のメリットを、もう手にしています。
・保証期限を気にしなくてもいい
自分で作ったということは、自分で直せるという事です。
ユニットが壊れたら交換する。
ケーブルがおかしければ交換する。
端子がとれたらまた付ける。
要素が少ないですから、切り分けは簡単です。
実際、ユニットは機械的に壊れない限りは
そうそうダメになりませんので、寿命は長いです。
ユニットの新製品が出たら気になりますが
製品の新製品は、あまり気にならなくなります。
トライ&エラーで、自分好みに合わせてるのですから
個人の、他でもない自分自身が好きな音楽を
鑑賞する環境を、今後も一緒に探求して行きましょう。
次回は、ソフト編です。
私の琴線に触れた音楽をご紹介します。






